入院。本当だったら母子同室のはずだったけど、私ひとり。


他の出産を終えた妊婦さんとは別室で、
出産前の、早産にならないように入院している方々と同室になった。


携帯で「胎便吸引症候群」や「気胸」について調べる。


赤ちゃんがどれだけ苦しかったのか想像すると泣けてきた。


赤ちゃんに逢えたのは、出産した19日の15時30分。
赤ちゃんの名前は、産まれる前から「汐音」に決めていた。


汐音は保育器の中。
どっちに似てるかな?私に似てる気がする。
耳はオットに似てて、指と爪のカタチは私に似ていて、嬉しかった。


口にはチューブが繋がれていて、痛々しい。
ゆっくりと呼吸に慣らして、肺が回復するよう治療するそうだ。


そばに居てあげられない自分にできるのは搾乳くらい。
だから、搾乳を頑張る。
「初日でこんなに出るなんてすごいよ」と助産師さんに言ってもらえて嬉しかった。


入院してすぐ御世話になった助産師さんに会う。
大変親切にしてくださったので、会って話をしてたら泣けてきた。


20日のお昼に汐音に逢いに行くと、初めて目が開いている顔を観た。
奥二重。私似だ。